特集棚 えむナビの「映像化されたマンガ 2015年 10-12月」がオープン!

こんにちは!

夜が長くなってきました。
中秋の名月スーパームーンはご覧になられましたか?
秋の夜長に、読書…ドラマ…アニメ…などなど、ゆったり楽しみたいですね。
季節の変わり目、朝晩肌寒くなってきましたので、夢中になりすぎて冷えないように、お気をつけくださいませ。


京都国際マンガミュージアム=えむえむが、テーマに沿って
みなさんにオススメしたいマンガを集めてご紹介するコーナー
<困ったときの特集棚 えむナビ>の一角、
季節ごとに入れ替えをしている「映像化されたマンガ」の棚に、
今秋公開される映像化作品の原作マンガが並びました!



注目の作品、まずはこれ!
鉄板コンビ、原作:大場つぐみ×作画:小畑健の「バクマン。
本日10月3日より、実写化映画が全国公開です。


いわゆる「漫画家マンガ」にはハズレがないと言われたりもしますが、この作品は、近年の「漫画家マンガ」の代表格と位置づけて間違いないでしょう。
週刊少年ジャンプ』に連載されていた大人気作品で、作画を担当する「サイコー」と原作を担当する「シュージン」、2人の主人公コンビが、作中で実際に『ジャンプ』での連載を目指し青春をマンガにかける…という、まさに現代版「まんが道」!
まるで自分が漫画家になったかのように、擬似体験させてくれる作品です!!
『ジャンプ』編集部の裏側が垣間見られるのも、マンガファンにはたまらないところ。


余談ですが、月刊誌『ジャンプSQ.(スクエア)』で、この大場×小畑タッグの新連載が今月から始まるようです。楽しみですね!


そのほか、実写映画化作品は、人気少女マンガ俺物語!!「orange」を配架しています。
どちらも、話題の作品!!今までにないエッセンスを盛り込んだ少女マンガの流れが、来ている気がしますね。


釣りバカ日誌のドラマ化も、映画で長年主人公・ハマちゃん役を演じてこられた西田敏行さんがスーさん役を演じられるとのことで話題になっています。
お茶の間映画としてもおなじみの「釣りバカ」ですが、原作のマンガを手に取られたことのある方は実は少ないのではないでしょうか。
ビッグコミックオリジナル』で、1979年から連載の続く長寿作品です。
この機会にいかがですか?


北条司の大人気マンガ「シティ・ハンター」の続編エンジェル・ハートは、“パラレルワールドの続編”といったところでしょうか。「シティ・ハンター」からそのまま引き継いでいる設定と変更された部分が混在しているんです。
相変わらずのハードボイルドな魅力を湛える冴羽獠が、ヒロイン・香瑩(シャンイン)の義父となり、家族愛をテーマに物語が展開します。
前作ファンの私としては、渋みを増した獠の魅力を誰が演じきれるのだろうかと思いましたが…演技派俳優・上川隆也のキャスティングには、納得!!



そして、アニメ化の注目株は、何と言っても「ヤング ブラック・ジャック
「ヤング シャーロック」や「ヤング スーパーマン」などと同じ発想で、“誰もが知るヒーローの若かりし頃を描いたオマージュ作品”のブラック・ジャック版です。
絵柄は、本家「ブラック・ジャック」とは違い、かなりリアル。
学生運動ベトナム戦争など、1960年代後半〜1970年代前半の社会背景をふんだんに盛り込み、本家・手塚作品では語られなかった医学生間黒男の姿を描きます。
また、手塚作品の特徴であるスターシステム(※)を取り入れており、よく見知ったキャラクターたちが紛れ込んでいるのを見つけるのも、面白いですよ!
ブラック・ジャック」未読の方は、この作品から入って本家「ブラック・ジャック」を読むというのもよさそうですね。
(※スターシステムとは、キャラクターが俳優のように様々な役柄で作品を超えて登場する表現手法のこと。手塚治虫作品の大きな特徴です)


北斗の拳 イチゴ味も、大人気原作のオマージュ(?)作品。
まずもって、タイトルのインパクトがすごいですよね。
北斗の拳」なのに、イチゴ味…!?
絵柄は原作そのもの!なのに、ギャグ炸裂!キャラ崩壊…!!
賛否両論ありそうですが…こういうお遊びができるのも、ポップカルチャーのいい意味での「ゆるさ」のような気がします。
旧いファンと新しいファンの交流のきっかけにもなりますよね。


そのほかのアニメ原作はアニメ化2期以上の作品ばかりですが、今回初めてマンガを購入した作品もあります。
ゆるゆり」「てーきゅうなども入りましたので、「待ってました!」という方がいらっしゃいましたら、ぜひご来館くださいませ。



私にとっては、思い入れのある作品が多い今回のラインナップです。
みなさんはいかがでしょうか?


もちろん、これを機会に新しい作品ともどんどん出合ってくださいね。


さあ、読んでから観ますか? 観てから読みますか!?
ぜひお気軽に足をお運びください!




(toku)