原画ダッシュ展「わたなべまさこと花郁悠紀子 幻想の旅」ただいま開催中!(レポート2)
原画ダッシュ展レポート、パート2です!
初日、たくさんのお花が届きました。
花の似合う展覧会なだけに、会場が華やぎました。ありがとうございます!
さて、初日は、届いた花にも負けない、素敵なゲストが!
出展作家のわたなべまさこ先生、花郁悠紀子先生の妹であり、マンガ家の波津彬子先生、原画ダッシュのプロジェクトリーダー・竹宮惠子先生の3人による座談会を開催しました。
なんて豪華!
もちろん会場は満員御礼!140名のお客様が会場にすし詰め状態。
暑い中、本当にありがとうございます!!
座談会では、わたなべ先生と竹宮先生が初めて会った時の話や、花郁先生のアシスタントをしていた頃の波津先生の話など、思い出話に花を咲かしつつも、作品にこめられた思いや、作画の裏側などを語っていただきました。
そして、気づけば、3人に共通したキーワードが!
それは、「妹」!
マンガ家としてデビューしたわたなべ先生は、忙しくなってきたとき、まず、妹達に声をかけては次々とアシスタントになってもらったそうです。
今でも、アシスタントの一人は、妹さんだそうですよ。
そして、竹宮先生の妹さんは、現在、敏腕マネージャーとして、大活躍されています。
「わんマネさん」という愛称で、ファンの間でも大人気です!
そして、波津先生は、前にも言った通り、花郁先生の妹さんですね。
元々お姉さんのアシスタントとして作品を手伝っていたそうですが、もし、お姉さんが亡くならなければ、マンガ家にはならず、お姉さんのマネージャーのようなことをしていたかも、と語っていました。
「姉は、半分、夢の世界で生きているような、現実のわずらわしい部分と必死に戦いながら生きている不器用な人だったので。」と。
どういう形であれ、波津先生もきっとマンガ家として世に出ていたのでは、とは思いますが、そのコメントを聞いて、不器用な姉が心配だったという以上に、花郁先生をいかに尊敬していたのか、すごくよく伝わってくるものだと思いました。花郁先生の死後、波津先生が、きれいに原画を保管されていることからもよくわかります。
持つべきものは、しっかり者の妹かも!?
筆者も座談会の前日、妹に「豪華な3大作家の座談会にふさわしく、もっとおしゃれしないとダメだよ!」と怒られ、服を借りました・・・。(結果私が太ったため、妹の服は入らず、いつもの服で行きましたが何か?)
来年はもっとちゃんとしよう。景観を少しでも汚さないように気をつけなくては!
と誓うのでした。
でも、そう私が思うのも仕方ないですよ。
座談会の楽しいトークもさながら、3人の先生全員とってもおきれいで!
波津先生はあでやかな着物姿(自分で着付けなさったようですよ!)で登場し、竹宮先生も刺繍がほどこされたワンピースが素敵でした。
そして、わたなべ先生!自身のマンガから出てきたような可愛らしいワンピース、ワインレッドのマニキュアで、とても80歳過ぎているとは思えません。
これは女として見習うべきでしょう!
そんな素敵な3人の先生の座談会の後は、サイン会を開催!
また、会場には、2007年に出展していただいたマンガ家の今村洋子先生、そして、「サインはV!」や「ゆうひが丘の総理大臣」などの作品でご存知の望月あきら先生も駆けつけてくれました。望月先生は、ご都合により、先に帰られましたが、今村先生も交えて、最後に記念写真をしていただきました。
新宿・紀伊國屋画廊での展示は、30日(月)まで開催しています。
マンガミュージアムでも来年2月27日〜3月31日に巡回予定です。お楽しみに!
◆原画’(ダッシュ)展示シリーズ「わたなべまさこと花郁悠紀子 幻想の旅」
会場:紀伊國屋画廊(東京・新宿)
期間:2010年8月21日(土)〜30日(月) 午前10時〜午後6時30分
◆<巡回展>
会場:京都国際マンガミュージアム
期間:2011年2月27日(日)〜3月31日(木)
<えむえむブログ>
原画ダッシュ展「わたなべまさこと花郁悠紀子 幻想の旅」今週末から開催!(2010/8/17)
<プロジェクトのご紹介>
国際マンガ研究センター「マンガの原画'(ダッシュ)」プロジェクト
<企画展のご案内>
原画'(ダッシュ)展示シリーズ わたなべまさこと花郁悠紀子 幻想の旅
(mochi)