原画ダッシュ展 好評開催中!

22日から始まりました紀伊国屋画廊での原画ダッシュの展示、「松本かつぢ牧美也子 可憐で華麗な世界展」。改めてナビゲートさせていただきます。

会場には、そのタイトル通り、ため息が出るほどかわいく、美しい作品が並んでいます。


あぁ乙女でよかった!


外のガラスケースの中には掲載雑誌をはじめとし、松本かつぢ資料館からお借りした「くるくるクルミちゃんの付録」や、「牧美也子先生のイラスト入りのリカちゃん人形グッズ」など関連資料も充実しています。



昭和30〜40年代に少女時代を過ごしたお客様からは、「クルミちゃん大好きだった〜!」「牧先生のバレエの絵をマネして描いてたわよ〜!」など感激の声が聞こえてきました。逆に若い世代のお客様には、その古びない可愛らしさがレトロモダンで、新鮮なようです。



グッズコーナーもお見逃しなく。
松本かつぢ資料館のオリジナルグッズを買えるチャンスです。
ちなみに、クルミちゃんの小箱は私も愛用中。ピンやアクセを入れるのにちょうどいいサイズです。
作るのがまた楽しいのです。
牧美也子先生の著作には、牧先生のサイン入り本が!
これを買わないわけにはいかないでしょう!



今回は、プロジェクトリーダーの竹宮惠子先生の作品も出典されます。
ファラオの墓」から名場面5点をご覧いただけます。また、原画は1点、ダッシュとの比較のために展示。竹宮先生の原画ダッシュは、ご自分で制作されていますので、今回画廊の照明の色に気を配りつつ、色調整に苦心しながら作られました。入魂!の一枚です。実は、22日に展示したものから、さらに23日以降はより原画に近い精度のものと入れ替えています。初日に来た方は、出来ましたら、もう一度足を運んで違いを見ていただけると嬉しいです(^^)


原画ダッシュでは、だいたい1作家さん30点ほどの作品を毎年2〜3人制作、展示しています。
30点という少ない点数で、その作家さんの足跡をなるべく網羅できるようなラインナップになるよう心がけているのですが、本当にそこが一番悩むところですね。

今回は特に、非常に多彩な仕事をされている二人の作家さんですので、苦労しました。
二人の作家さんの共通点は、同じ場所に決してとどまらず、未知なる分野へも果敢に挑戦し、道を開いていったという点でしょう。二人が作ってくれた道があるからこそ、今の少女文化、もといマンガ文化があるのは間違いないです。



そんなすてきな二人の世界を堪能してもらえれば幸いです。
紀伊國屋画廊では、31日まで開催しています。
ぜひ、足を運んでみてくださいね!


(mochi)