≪Kyoto MaGiC便り No.7≫「ファッションショー 当日レポート」


みなさま、25日のKyoto MaGiCファッションショーはいかがでしたでしょうか。
まだショーの音楽が耳を離れない研究員より当日のレポートをお届けしたいと思います!


見逃した方、もう一度見たいという方、USTREAMで配信していますので、下記のリンクからご覧いただけます。
(現在配信は終了しています)


前日もモデルさんが入ってリハーサルし、当日も朝早くから、衣装のアイロンがけ、ヘアメイク、衣装を着用してのフィッティング、ウォーキングの練習、会場設備のチェックなどが行われ、最終の通しリハーサルが終わったのは、開演30分ほど前でした。
程なくして開演。会場は熱気に包まれました。



ショーが行われた会場にはお花が飾られた菱形の舞台が登場しました。
いつものイベントと様子が全然違って、別の場所のようです。
ここで計21着の衣装が披露されました。



(開演前の様子)


中原淳一の浴衣を5着再現。
振袖ゆかたや肩上げ(成長に合わせて袖を長くできるよう、肩の部分をたくし上げて綴じておくこと)など少女らしさを表すデザインになっています。
モデルさんの髪型もイラストのまま再現しています。



そしてその柄をSOU・SOUの定番デザインの洋装に起こしたもの15着。
合わせた洋服や小物はすべてSOU・SOUですでに販売している商品なのですが、そのために新しくデザインされたかのよう。
ぴったり合ってます!



トリを飾るのは高橋真琴のウエディングドレスをveronaが再現したものです。
モデルさんのポージングの角度までイラストと同じです!

今回、真琴先生の京の雅を表現して欲しいとのご要望で、パステルカラーの手刺繍がドレスとトレーン(後ろに長く引きずったスカートの裾の部分)に加えられています。
華麗で息をのみます。



モデルさん全員再登場で興奮冷めやらぬまま、第一部ファッションショーの終了です。



第二部はデザイナー、先生方によるアフタートークショーでした。
右手から画家の高橋真琴さん、veronaデザイナー新井美乃里さん、ひまわりや代表中原利加子さん、SOU・SOUデザイナー若林剛之さんの4名を舞台にお迎えして、倉持研究員が進行します。



イラストに込められた作家の想い、作品発表当時の世相から、デザイナーが実際に衣服を創作するときの苦労話などこの日を迎えるまでのことまで、貴重な裏話が語られました。
中原利加子さんは、中原淳一が少女にしかない美しさを表現するために苦心していたこと、高橋真琴さんは、自分が男性でわからないこそ少女へ憧れ、少女を描くことに没頭したことについて語っておられました。


また制作サイドでは、若林さんは反物から着物にした時の柄の見え方を計算するのに、新井さんはブーケの立たせ方、ヘッドドレスの再現でそれぞれとても苦労されたそうです。
ショー終了後となってはそれも良い思い出(?)、笑顔の絶えない和やかなトークショーとなりました。



みなさまのご苦労のおかげで、Kyoto MaGiCファッションショーが実現しました。
お書き頂いたアンケートでもご好評頂いていてスタッフ一同、ホッといたしました。
Kyoto MaGiCの展示はこれから始まりますので、またご案内させて頂きますね。
先生方、ご来場のみなさま、ご観覧くださったみなさま、本当にありがとうございました!


(ino)