特集棚えむナビ「医療とマンガ―生命のドラマ」
こんにちは。
マンガミュージアムでは、2月28日より「医師たちのブラック・ジャック展」が始まりました。
(於・2階 ギャラリー1・2・3、〜5/10、入場無料)
第一線で活躍中の先生方が選ばれた 手塚治虫「ブラック・ジャック」の名シーン&コメントは、
とても見応えがあります。
日々、人の命に触れている方々の言葉には、やはり重みがありますね。
「ブラック・ジャック」がお好きな方はもちろんのこと、
今まで読んだことのなかった方にもぜひご覧いただきたい展示です。
会場内には、「ブラック・ジャック」の単行本も取り揃えてありますので、
どうぞお気軽に手にとってみてください。
この「医師たちのブラック・ジャック展」開催に併せて、
1階吹き抜け特集棚では「医療とマンガ―生命のドラマ」と題して、
「『ブラック・ジャック』以外の医療マンガ」特集棚を展開しています。
故・手塚治虫氏は、「ブラック・ジャック」の単行本カバー袖に
「医者が主人公のまんがは、あんまり多くありません。」というコメントを寄せていました。
1970年代前半のことです。
そのコメントは、こう続きます。
「しかし、人の命をあずかっている重大な仕事ですから、
そのドラマはいくらでも作れるはずです。」
今や医療マンガは、一大ジャンルとして確立されていますよね。
手塚氏が発展させた医療とマンガのコンビネーションは、
時を経て、たくさんの人々の知的好奇心を満たし、
命に対する感情を揺るがし、数えきれないドラマを生み出しています。
今回の特集棚は、テレビドラマにもなった「Dr.コトー診療所」や「JIN―仁―」など、
名作どころを中心に集めてみましたが、
最近の注目作品として「Dr.DMAT〜瓦礫の下のヒポクラテス〜」
「コウノドリ」「解剖医ハンター」「江戸の検屍官」などもおすすめです。
久しぶりの作品を読み返すも良し、新しい作品に出合うも良し。
ぜひチェックしてみてくださいね。
(toku)