宮崎駿氏 来館! 養老館長との特別対談

皆さん御存知、アニメーション監督の宮崎駿氏と養老孟司当館館長との特別対談「虫眼とアニ眼」が本日開催されました!

平日での開催にもかかわらず、事前申込制ですでに満席状態となっておりました。たくさんのご応募、ありがとうございました。


今回は2002年に発刊された対談本『虫眼とアニ眼』(新潮社)の続きを両氏に語ってもらう、という趣旨で対談に臨んでいただきました。
『虫眼とアニ眼』は当館のミュージアムショップでも販売中ですよ。


対談では、街と人との関わりについて宮崎氏は「住んでる人によって良い街に変わっていくのであって、恣意的に創り上げた街に人を住まわせても良い住民ばかりになるわけではない」と印象的に語っておられました。両氏が良く知る街々や京都の印象などをはじめ、自然・住居環境の話題からそこで成長していく若者や子どもたちへの思いを熱く対談していただきました。


また、仕事・作品の話題になると、宮崎作品の主人公=女の子であるという理由として宮崎氏は「女はどの時代の写真を見てもかわいいものであるが、男はその時代状況に応じた何かに変貌してしまっている。だから、ストーリーに合わせた主人公を描くのに男は難しいが、女は見る側にとっても受け入れられやすい」とおっしゃっておられました。


対談後には、養老館長より宮崎氏に対して石膏の手形取りの依頼が!
宮崎氏もご快諾いただいたようで、両氏揃って手形取りを行いました。


これまでご講演いただいたマンガ家の先生方の石膏手形は、2階の館長室に展示していますので、えむえむにお越しの際はぜひご覧ください!


最後に、ミュージアムカフェの壁にサインをしていただきました。突然の来店に、店内にいらっしゃったお客様もびっくり!宮崎さん、本日はいろいろとありがとうございました!対談をお聞きになられたお客様も、ご満足いただけましたでしょうか?


これからの講演会も、ぜひご期待ください!


現在、えむえむでは特別対談記念として 「虫眼とアニ眼」宮崎駿イラスト展 を開催中です。10月4日(日)までですので、まだご覧になっていない方は、急いで えむえむ へどうぞ!!


「虫眼とアニ眼」宮崎駿イラスト展
会期:2009年9月12日(土)〜10月4日(日)

★詳しくはこちら


(CHI)